はじめに
「指の第一関節が腫れてきた」
「最近、指が曲がってきた気がする」
「朝、手がこわばって動かしにくい」
このような症状は、へバーデン結節・ブシャール結節と呼ばれる指の変形性関節症かもしれません。
特に40代以降の女性に多く、“年齢のせい”と我慢してしまう方が非常に多い疾患です。しかし、放置すると
- 指の変形進行
- 痛みの慢性化
- 日常動作の不便
につながります。
今回は、原因・治療・当院の取り組みを解説します。

へバーデン結節・ブシャール結節とは?
■ へバーデン結節
指の第一関節(DIP関節)が腫れて変形する状態。
■ ブシャール結節
指の第二関節(PIP関節)が腫れて変形する状態。
主な症状
- 指の関節の腫れ
- 押すと痛い
- 朝のこわばり
- 関節の変形
- 指先に力が入りにくい
👉 リウマチと似ていますが、原因は異なります。
原因は?
- 加齢による軟骨の摩耗
- ホルモンバランスの変化(更年期女性に多い)
- 遺伝的要素
- 指の使いすぎ
当院での診断の特徴
① レントゲンで関節変形を確認
骨棘(こつきょく)や関節の隙間の狭小化を評価。
② 超音波エコーで炎症の有無を確認
- 滑膜炎の有無
- 関節内の炎症
- 周囲の腱の状態
👉 「ただの変形」なのか「炎症が強い状態」なのかを正確に判断できます。

当院での治療
■ 保存療法が基本
- 消炎鎮痛薬
- 外用薬
- テーピング
- 指の安静
■ エコーガイド下の関節注射
炎症が強い場合、エコーで確認しながら正確に注射を行います。
👉 痛みの軽減が早く、日常生活の負担が減ります。
■ 動注治療(血管内治療)
近年、慢性的な関節の痛みの原因として、
異常な新生血管(もやもや血管)と神経の増生が関与していることが分かってきています。
当院では、この異常血管に対して、カテーテルを用いて薬剤を流す「動注治療」を行っています。
▶ 特徴
- ピンポイントで炎症部位にアプローチ
- 慢性的な痛みに対して効果が期待できる
- 切開を伴わない低侵襲治療
👉「注射や薬だけでは改善しない痛み」に対して、新たな選択肢となります。
詳しくはこちらから
■ リハビリテーション
- 指の可動域維持
- 手の使い方の指導
- 負担を減らす生活動作の工夫
👉 変形進行を遅らせることが目的です。

自宅でできるセルフケア
- 指のストレッチ
- 温めて血流改善
- 無理にマッサージしすぎない
- 重い物を持ちすぎない
放置しないことが大切
へバーデン結節は「年齢だから仕方ない」と言われがちですが、
炎症が強い時期に適切な対応をすることで、痛みを抑え、進行を緩やかにできます。
まとめ
いでた整形外科クリニックでは
- レントゲン+エコーで正確に診断
- エコーガイド下注射で炎症を抑制
- リハビリで日常生活をサポート
という体制で、指の痛みに向き合っています。
👉 島原市で指の変形や痛みにお悩みの方は、ぜひご相談ください。
医療法人さわやか いでた整形外科クリニック 院長 出田聡志
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